奨学金を繰上返済した話

どうも、かね吉です。

今日は奨学金についてです。これは、奨学金480万円を完済した私自身の話。
お金にだらしなかった過去や、借金に振り回されていた頃のこと、そして「身軽に生きたい」と思うようになった理由を、正直に書いてみようと思います。

奨学金は「借金」である

私はこのブログで、「お金との付き合い方」や「生き方」について綴りながら、自分自身が大切にしている価値観を発信していこうと思っています。

別の記事でもあらためて書くつもりですが、私はミニマリストを目指しています。
世間一般で言われるミニマリストと比べれば、所有しているものはまだまだ多く、とても胸を張って名乗れるほどではありません。それでも、「そうありたい」と目指している気持ちは偽りではありません。

私は私立の4年制大学に通っていました。実家は特別裕福でも貧しいわけでもありませんが、深く考えることもなく「とりあえず大学には行こう」と進学を決め、学費は兄と同じように奨学金を借りることにしました。
日本学生支援機構の奨学金で、月10万円、4年間で合計480万円。金利は0.63%と非常に低いものでした。

私が借りていた奨学金の総額です。

社会人になってから、それが「借金」であるということをあらためて実感しました。

就職してしばらくは実家暮らしだったため、奨学金の返済をそれほど意識していませんでした。しかし一人暮らしを始め、その後すぐに妻と結婚したことで、毎月の支出を強く意識するようになります。

返済期間は20年。毎月の返済額は21,343円でした。手取りは決して多くありませんでしたが、学生から社会人になり収入が増えたこともあり、当初はそれほど重荷に感じていませんでした。

ただ、結婚して家計全体を見るようになったときに、「これからあと15年も毎月返済が続くのか」「自分にはまだ400万円近い負債があるのか」と思うようになり、その事実がどうしても受け入れがたくなりました。

そんなときに出会ったのが、「ミニマリスト」という生き方でした。
きっかけはYouTubeでFIRE関連の動画を見たことです。最初は憧れ程度でしたが、家計を見直し始める中で、奨学金という存在が重くのしかかっていることを強く意識するようになりました。

「とにかく早く借金をなくしたい。負債のない状態で生きたい」

その思いが原動力でした。

正直に言うと、私は昔からお金にだらしない人間でした。父や祖母に小さなお金を借りては、文句を言われながら返す、そんなことを繰り返していました。

お金があるときは返せるのに、欲しいものができたり、急な出費があると、つい家族に甘えてしまう。借りるときは必死に頼むのに、返済を催促されると「こっちだって少ない給料で大変なんだ」と逆ギレする始末でした。

今思えば、本当に最低だったと思います。

ただ、その経験を通して強く思ったことがあります。
それは、「お金の貸し借りは人間関係を壊す」ということ、そして「借金は人を変えてしまう」ということでした。だからこそ、「早く身軽になりたい」と心から思うようになったのです。

繰上返済という選択

調べてみると、奨学金には繰上返済の制度があることを知りました。
日本学生支援機構の「スカラネット・パーソナル」というポータルサイトから手続きができます。

そこから本格的に返済を加速させました。
毎月4〜8万円を返済に充て、ボーナス月には30万円ほどをまとめて返す、かなり節制した生活です。借金が目に見えて減っていく感覚は、想像以上に気持ちのよいものでした。

当時は20代後半。体力もあり、健康面の不安も少なかったので、「今のうちに一気に片づけてしまおう」と思えたのも大きかったと思います。

繰上返済で残債一括を申し込んだとき、実際に振り込みを終えたとき、そして少し後に完済通知が自宅に届いたとき――
その瞬間は、「終わった……!」という達成感でいっぱいでした。

結果として、どれくらい利息を減らせたのかというと、

・20年間、予定どおり返済した場合の利息:約31万円
・繰上返済(2019年2月〜2022年4月)後の利息:約16万円

差額はおよそ15万円でした。

400万円近いお金を前倒しで支払って、15万円分の利息を減らしたことが、本当に正解だったのかどうかは正直わかりません。
もしその間に、つみたてNISAなどで運用していれば、もっとお金が増えていた可能性もあります。

ただ、それは結果論です。

当時の自分は、「家計を身軽にする」という目的のためにこの選択をしましたし、その判断を後悔してはいません。

今日は、そんな奨学金の話でした。

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